“魔法ドリブル”、華麗ターンにダブルタッチ… 久保建英の今季「TOP5スキル」に脚光

PK奪取シーンにダブルタッチ…前半戦で披露したスキル

 次に見せたのは19年9月13日の第4節アスレティック・ビルバオ戦(0-0)だ。リーガ2試合目の出場だった一戦でもファウルを誘発してPKを獲得している。ベンチスタートだった久保に出番が回ってきたのは0-0で迎えた後半18分。右サイドハーフに入ると同35分だった。ペナルティーエリア手前右でボールを受け、細かいタッチでドリブル突破。フェイントから縦に持ち出し、相手DFユーリのファウルを誘発してPKを獲得した。これをキッカーのスペイン人FWアブドン・プラツは外してしまったが、存在感を発揮し、マジョルカに欠かせない選手だと証明したシーンだ。

 最後は同10月26日の第10節レガネス戦で披露したダブルタッチ。この一戦もベンチスタートだった久保は1点ビハインドの後半14分から登場。そして後半42分、絶妙なトラップで足元にボールを収め、小刻みなタッチで右サイドからカットインした。対峙したアルゼンチン代表DFホナタン・シルバの逆をとり、カバーにきたスペイン人MFレシオとの間をダブルタッチでの突破を図る技術の高さを発揮した。

 現在は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて中断しているが、再開後の久保がどんなプレーを見せるのか。残りシーズンも注目度は高いはずだ。

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