「とにかく最悪」 FWルカク、新型コロナで心労を吐露…糖尿病の母に「触れることできない」
イタリア生活でストレス…「普段の生活が恋しい」
今季、マンチェスター・ユナイテッドからインテルへと移籍を果たしたベルギー代表FWロメル・ルカクは、イングランド代表のレジェンドFWイアン・ライト氏とのテレビインタビューを受け、現在のイタリアの生活について言及した。新型コロナウイルスの影響で外に出られないことを明かし、「普段の生活が恋しい」と心労を吐露。英紙「デイリーメール」が報じた。
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世界中で感染拡大が続く新型コロナウイルス。欧州では特にイタリアで感染者が増加しており、今では死者数が3400人を超えるほどまで事態が悪化。これは最初の発生源だとされる中国を超える人数となっている。フットボール界ではセリエAを中心に全てのスポーツイベントが中止。セリエAはリーグ中断の判断を取っている。
ミラノのアパートからイアン・ライト氏とのテレビインタビューに応じたルカクは「外に出られないし、トレーニングもできない。そうなって9日かが経ったよ」と語り、現状の生活にストレスが溜まっていることを明かしている。
「普段の生活が恋しいよ。母と息子と一緒にいる生活。弟や他の人も。みんなのことを考えている。とにかく最悪だ。人との接触ができない。ファンの前で練習や試合をする日々が恋しいよ。今は自分が持っているものを見始めるだけだよ」
またルカクは、この状況が続くことで最愛の母に会えない心労を吐露した。
「非常に注意する必要がある。なぜなら誰かに触れることでウイルスに感染しているかもしれないからね。僕の母は糖尿病を患っており、ウイルスに感染するとトラブルに陥るリスクが高いんだ。だから家に帰って母に触れることすらできない。僕の母は今も外出していない。母は裏庭に向かうか、夜遅くに散歩して戻ってくることしかできないんだ」
新型コロナウイルスの影響で家族との距離を取ることを余儀なくされているルカク。この状況が少しでも早く改善されることを祈りたい。
(FOOTBALL ZONE編集部)