14日バルセロナ戦、久保は左サイドハーフで先発予想　バルサDFセメドと攻防か

　スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は前節エイバル戦（2-1）で今季3ゴールを決めて評価を高めているなか、現地時間14日の第28節では本拠地で首位バルセロナを迎え撃つ。スペイン紙「マルカ」が次節のスタメン予想を発表し、久保は左サイドハーフで名を連ねている。

　7日の第27節エイバル戦で3試合連続スタメンを飾った久保は、その起用に応える働きを見せた。前半41分、久保が敵陣左サイドからドリブル突破を仕掛け、ペナルティーエリア手前で倒されてFKを獲得。これをMFダニ・ロドリゲスが直接決めて、アウェーのマジョルカが先制した。

　さらに後半33分、マジョルカのカウンターからMFアレハンドロ・ポソが持ち上がり、エリア手前でパス。ボールを受けた久保が利き足とは逆の右足を振り抜き、左ポストを直撃したシュートはそのままゴールに吸い込まれた。

　強烈な存在感を示した18歳の日本人アタッカーは、次節バルセロナ戦でスタメンと予想されている。スペイン紙「マルカ」は各カードのスタメン予想を発表。マジョルカの4-4-2システムを紹介し、久保は左サイドハーフに入っている。

　一方のバルセロナは、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが最前線で強力コンビを形成。久保とマッチアップ機会が多いと見られる右サイドバックでは、ポルトガル代表DFネルソン・セメドが出場すると見られている。通常、久保は右サイドハーフでプレーする機会が多く、その場合はスペイン代表DFジョルディ・アルバと対峙する場面が増えそうだ。

　降格圏18位のマジョルカにとって、首位バルセロナ戦は苦戦が予想される。また、かつてバルセロナの下部組織に所属していた久保にとっては因縁めいた一戦とも言えるなか、2試合連続ゴールで衝撃を与えられるだろうか。