クライフ息子、メッシに依存する古巣バルサの問題点指摘 「完全なカオスに陥ってる」
ジョルディ・クライフ氏は「攻撃面で欠けているものがある」とバルセロナに言及
バルセロナは現地時間1日に行われたリーガ・エスパニョーラ第26節のレアル・マドリードとの「エル・クラシコ」に0-2で敗れ、首位から陥落した。クラブOBの元オランダ代表MFジョルディ・クライフ氏はバルセロナの現状を「カオスに陥っているようだ」と語った。
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バルセロナは今季、エルネスト・バルベルデ前監督の電撃解任やそれに伴うキケ・セティエン監督の招聘、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシとエリック・アビダル強化部長の衝突などゴタゴタ続き。リーガでは首位に立っていたが、レアルとの直接対決に敗れたことで2位に転落した。
ウルグアイ代表FWルイス・スアレスやフランス代表FWウスマン・デンベレら負傷者続出の影響、さらにメッシへの依存度の高さが指摘されている。混乱気味のチームについてクライフ氏は、「バルサに最も大きな影響を与えているのはメディアのノイズとクラブの不安定さ」だと分析。「マドリードがどのような状況かは分からないが、バルサは完全なカオスに陥っているようだ」とクラブが混乱状態にあると語っている。
バルサと言えば、ジョルディ・クライフ氏の父親である故ヨハン・クライフ氏の時代から脈々と受け継がれてきたクラブのアイデンティティーがある。しかし、クライフ氏は「クライフイズムについて話すのはクラブの助けにはならない。むしろプレッシャーになるだろう」とし、「コーチングの問題だけではない。攻撃面で欠けているものがある」と現チームの課題を指摘した。
メッシへの過剰な依存やカンテラ軽視を批判されることが多くなってきたバルセロナ。この苦境から抜け出すことができるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)