2戦連発で評価急上昇も本田はいまだベンチ要員!?

 前半27分に強烈な弾丸FKで敵地メスタージャ・スタジアムを震撼させた本田について、インザーギ監督はしっかりと評価していた。「ホンダはとても巧く蹴った」とFKを振り返った上で、「驚いてはいない。練習で彼はいいプレーをしている。クオリティと技術をチームにもたらした」と語った。
 だが、後半15分からジャンパウロ・パッツィーニと交代で1トップに入ったメネズのコンディションが「背番号10」の起用法を大きく左右することになるという。
 インザーギ監督は「メネズは(3トップ)全てのポジションでプレーできる。今回は“偽の9番”(ゼロトップ)の位置でプレーさせた。彼はその適性も持っている。メネズのプレーには満足している。ユベントス戦でプレーさせる。そしてラツィオ戦でプレーさせるか決める」と語っている。
 指揮官は開幕1週間前の8月23日に予定されているユベントスとの親善試合で、この日1トップ役としても機能したセンス抜群のサイドアタッカー、メネズを起用することを明言。ここでのコンディション次第でラツィオとの開幕戦で起用するかどうか決める方針だ。
 今季補強の目玉の1人だったメネズだが、キャンプ中に右足を故障。ACミランが参加クラブで唯一全敗という屈辱を味わった米国でのギネス・インターナショナル・チャンピオンズ杯では全試合を欠場していた。
 インザーギ監督の基本システムとなるのは4-3-3だが、3トップの3枠のうち2枠は確定している。1トップはイタリア代表MFマリオ・バロテッリ、左ウイングは若きスピードスター、ステファン・エルシャラウィ。残り1枠を争うのが本田とメネズだ。

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