新型肺炎で試合延期のセリエA、無観客ゲームでの日程消化案が浮上と伊メディア報道
イタリア北部で被害が拡大中 インテル対サンプドリアなど3試合が延期
セリエAの強豪インテルは、イタリア国内でも北部のロンバルディア州にあるミラノを本拠地としているが、同州とベネト州で新型コロナウィルスの感染者が確認され、試合が延期になった。状況次第では、無観客試合でのスケジュール消化が浮上しているという。イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」が報じている。
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記事では、ミラノ市長のジュゼッペ・サラ氏の記者会見において「ミラノ市内では学校が休校になる。いくつかのイベントは中止か延期になる。市民には決定を理解してもらいたい」というコメントがあったことを報じている。
イタリアではすでに23日から26日の一部試合が延期とされ、そこにはインテルがホームにサンプドリアを迎える試合も含まれた。しかし、インテルにはUEFAヨーロッパリーグ(EL)やコッパ・イタリアの試合も残っているため、過密スケジュールがある。
さらに今季終了後の夏に欧州選手権(EURO)が開催されるため、各国の試合は5月24日までに終了させなくてはいけない。過密日程が残るうえに延期試合を追加するスケジュールを見つけるのが非常に困難な状況にある。
そのため、インテルに関してはこれからの一部ゲームを無観客試合として消化する案が浮上しているという。
中国の武漢が発祥地とされ、当初は東アジアの問題だったコロナウィルスだったが、すでに世界中に感染の拡大傾向が見られている。イタリアでもその影響は避けられず、状況次第ではさらなる試合延期や変更、無観客試合といった措置が取られる可能性が高まっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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