「本田は犠牲になる」 オランダ新鋭FWの獲得資金13億円を捻出のため、ミラン1月放出が急浮上

伊紙が特集 37億円の売却益を取り損ねたことで背番号10の放出に動く?

 ACミランの日本代表FW本田圭佑が、アヤックスでプレーする20歳のオランダ代表FWの獲得資金捻出のために 放出される可能性が高まっている。イタリア地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」が、「本田は犠牲になる。エル・ガジを獲得するために」との見出しで特集している。

 今冬の移籍市場でのミランは、想定外の事件が2件発生し、混迷の度合いを増している。モナコが完全移籍で獲得する方針だったイタリア代表FWステファン・エル・シャラウィの、買い取りオプションの行使を拒否。そして中国1部の江蘇蘇寧と移籍合意に達していたブラジル代表FWルイス・アドリアーノは、江蘇側が合意していたはずの年俸を正式契約の土壇場で変更する暴挙に出たため、白紙に戻っていた。

 特集では、ミラン強化部は2人の売却益で「2900万ユーロ(約37億円)の移籍金を得るはずだった」と報じられている。その一方、ミランはオランダ代表FWアンワル・エル・ガジの獲得に乗り出している。エル・ガジは、189センチというサイズを誇りながら、テクニックとスピードを武器にしているウインガーだ。

 今季オランダの名門でリーグ戦14試合8得点と活躍。ゴール感覚にも優れ、チェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールや、バイエルンのオランダ代表FWアリエン・ロッベンにもなぞらえる。また、心酔するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを彷彿させるという声も、オランダサッカー界で上がるほどの逸材だ。

 

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