相手選手にパントキック!? GKによる“キック攻撃”を海外糾弾「接触を受けたように装い…」

メキシコ1部リーグで起きたGKの愚行を海外メディアが糾弾(写真はイメージ)【写真:Getty Images】
メキシコ1部リーグで起きたGKの愚行を海外メディアが糾弾(写真はイメージ)【写真:Getty Images】

メキシコ1部ティグレスのGKグスマン、相手選手に背後からキックを喰らわせる

 サッカーにおいてGKのパントキックを妨害する行為はルール上、禁じられている。しかし、メキシコ1部ティグレスの元アルゼンチン代表GKナウエル・グスマンは、それを逆手に取って相手選手を攻撃。海外メディアは「キックによる攻撃を見舞った」と糾弾している。

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 ティグレスは後期リーグ戦第6節サントス・ラグーナ戦に敵地で臨んだが、前半40分に先制点を奪われると、後半21分にも失点。同32分に元フランス代表FWアンドレ=ピエール・ジニャックが1点を返したものの、1-2の敗戦を喫している。

 この試合ではティグレスのエクアドル代表FWエネル・バレンシアがラフプレーを見せて非難を浴びている一方、GKグスマンの悪意あるプレーも話題に。後半32分、ボールをキャッチしたグスマンはパントキックをする体勢に入ったが、帰陣しようとするサントス・ラグーナFWエドゥアルド・アギーレが目の前に立っていた。するとグスマンは相手に向かっていきながらパントキックを試み、最終的にアギーレを抱え込むような形になり、背後から右膝で蹴りを入れたのだ。

 アギーレが積極的に妨害行為を働いたわけではなく、明らかにグスマン側から招いた接触。中南米のサッカー専門サイト「BOLAVIP」は「グスマンはファウルを演じ、アギーレにキックを喰らわせる」と見出しを打ち、「右足でボールを蹴ろうとしていたが、アギーレから接触を受けたように装い、キックによる攻撃を見舞った」と糾弾した。ただ、ティグレスが1-2で負けている状態だったこともあり、同メディアは「アギーレが急ぐGKの前に立っていたことを考慮して、お咎めなしとなった」とも伝えている。

 試合後、アギーレはグスマンから謝罪があったことを明かしており、禍根はない模様。背後からの予測できない衝撃は大きな危険を伴うだけに、大事に至らなかったことは幸いと言えるだろう。

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