英雄ジェラード、シティへの処分で“繰り上げ優勝”の可能性に関心 「とても興味がある」
リバプールはシティが優勝した2013-14シーズンにリーグ2位でフィニッシュ
リバプールの元キャプテン、スティーブン・ジェラード監督(レンジャーズ)がファイナンシャル・フェアプレー(FFP)違反を犯したマンチェスター・シティの処分の行方に強い関心を示しているようだ。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。
UEFA公式サイトによると、シティは2012年から16年にかけて提出したスポンサー費について過大な計上があり、FFP規則の「重大な違反を犯したことを発見した」と発表された。これを受け、2020-21シーズンから2年間、UEFA主催大会への出場禁止処分と罰金処分が下された。
シティはUEFAの処分に対して異議申し立てを行う意向だが、さらにプレミアリーグからも勝ち点剥奪の処分を受ける可能性がある。処分は過去シーズンにまで遡って適応された場合、2013-14シーズンのリーグ優勝が取り消しとなる可能性も浮上している。
そのシーズンにシティと優勝を争ったのがリバプールだ。当時キャプテンを務めていたジェラード監督は「今朝(シティの処分に関するニュースを)読んだよ。どうなるのか見てみよう。UEFAの見解では、非常に厳しい判決や処分になった。彼らは異議申し立てを行うことは間違いないが、結果がどうなるのか我々は待っているところだ」と今後の行方に強い関心を示している。
「プレミアリーグがどのようなアクションを取るのかを見てみよう。UEFAからの厳しい処分を見ると、何かがひどく間違っていたということだ。だから処分の結果にはとても興味がある。プレミアリーグからの処分が出るまではこれ以上コメントはしない。だが、私はとても、とても興味がある…理由は明確だ」
話題に上っている2013-14シーズンはシティが勝点86でリーグ制覇。2位のリバプールは同84と僅かに及ばなかった。しかしシティの勝点剥奪により、リバプールの繰り上げ優勝となる可能性も指摘されている。プレミアリーグタイトルとは縁のなかったジェラード監督にとっては、無視できない問題となっているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)