マジョルカ久保建英、攻撃活性化のタスク遂行を地元紙が高評価 「脅威的にした」
久保は試合後「もっと貢献し、守備力を上げないといけない」とコメントしたと現地報道
マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間15日に行われたリーガ・エスパニョーラ第24節アラベス戦で後半途中から出場。アシストこそVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で取り消しになったが、果敢なプレイで攻撃を活性化させた。地元紙も「攻撃を脅威的にした」と称賛している。
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1月19日の第20節バレンシア戦(4-1)以降、スタメン落ちが続く久保はこの日のベンチスタート。チームは前半29分に得たPKをMFサルバ・セビージャが外し、0-0と膠着状態が続くなか、後半7分から久保が右サイドに入って流れが変わった。
後半9分に左サイドでFWクチョ・エルナンデスからヒールパスを受けた久保がゴールライン際をえぐり、マイナス方向へクロスを供給。MFダニ・ロドリゲスのゴールをアシストしたかに見えたが、VARの確認の末、起点となったエルナンデスがハンドを犯していたと判定されて取り消しとなった。
それでもマジョルカは、後半18分にエルナンデスが先制点を奪い、この1点を守り切ってリーグ戦4試合ぶりの勝利。久保も積極的にボールに関与し、シュートも放つなど攻撃を活性化させた。
マジョルカ地元紙「Diario de Mallorca」は、「クボが攻撃のメーターを上げる」との見出しで、「才能と強心臓を持つ日本人の投入がマジョルカの攻撃を脅威的にした」と報じている。
「ビセンテ・モレノ監督の決定は、これ以上ない形をもたらした。クボを入れ、マジョルカは攻撃で一つギアを上げた。(アレックス・)フェバス交代で攻撃は大きく変わった。はるかに攻撃的で、アラベスを打ち破る意思があった。その大きな要因の一つがクボだ」
もっとも勝利の立役者となった一方で、これで5試合連続のベンチスタート。本人も限られたチャンスを生かさなければならない自覚があるようで、記事によれば久保は試合後、「もっと貢献し、守備力を上げないといけない」と語ったという。
キレのある動きを見せたアラベス戦をスタメン奪回のきっかけにできるか。久保の真価が問われることになる。