トッテナムMFダイアーが契約延長を拒否 クラブは今夏の放出を検討、英国外も選択肢か
EURO2020出場のため、ダイアーは所属クラブでの出場時間を望む
トッテナムのイングランド代表MFエリック・ダイアーは、2021年6月までとなっているクラブとの現行契約を延長することを拒んでいる。ジョゼ・モウリーニョ監督の下で出場時間が減ったことが要因とされているが、クラブは契約延長しなければ夏の移籍市場で放出する見込みだという。英紙「デイリー・メール」が報じている。
2019-20シーズンのトッテナムは、契約最終年を迎えたデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン、ベルギー代表DFトビー・アルデルワイレルドと同DFヤン・フェルトンゲンを抱えていた。アルデルワイレルドは契約を延長したが、エリクセンはセリエAのインテルへ移籍し、フェルトンゲンの去就は決まっていない。ダニエル・レヴィ会長は、来季も同じ状況になることを望んでいないようだ。
ダイアーは出場機会を求めているが、最後にプレミアリーグで先発したのが昨年のクリスマス前となっている。さらにダイアーは、中盤ではなく、センターバックでのプレーを期待していることもネックになっているという。
仮にトッテナムとの契約を延長しなければ、ダイアーには夏の移籍市場で複数のオファーが来る見込みだという。「デイリー・メール」紙は海外からのオファーも届くと伝えている。
ポルトガルの強豪スポルティングCPでプロデビューを果たしたダイアーは、2014年に移籍金400万ポンド(約6億円)でトッテナムに加入。それ以降、200試合以上に出場し、イングランド代表としても40試合でプレーしている。
ベンチに座り続けている状況が続けば、イングランド代表を率いるギャレス・サウスゲート監督もダイアーを代表に選出することはない。それもまたダイアーの苛立ちにつながっているという。
モウリーニョ監督の就任後、一時は出場機会を増やしていたダイアーだが、果たしてこのままトッテナムでのキャリアは終わることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)