負傷交代のサラゴサ香川真司、右ハムストリングの状態は? 監督が言及「筋肉の拘縮」
久々のリーグ戦先発も前半36分で負傷 監督は「筋肉の痛みを感じなかった」と説明
スペイン2部サラゴサのMF香川真司は、現地時間8日に行われたリーグ第27節フエンラブラダ戦に3試合ぶりの先発出場を果たした。しかし、右ハムストリングの負傷によって前半36分で途中交代。サラゴサ地元紙「エル・ペリオディコ・デ・アラゴン」によれば、筋肉の痛みではなく、拘縮(筋肉が麻痺し関節が動かしにくくなった状態)が原因だったという。
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香川はFWルイス・スアレスと縦関係を作るようなポジショニングでキックオフの笛を聞くと、サラゴサは早々にPKを得た。これをスアレスが失敗してしまったものの、まずまずの試合の入りを見せたかに見えたが、次にイレギュラーな事態が起こったのは香川だった。前半36分にMFアレックス・ブランコと突然の交代となり、浮かない表情でベンチへと下がった。
香川を早い段階で欠くことになったサラゴサは、その後もVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によるゴール取り消しなどもあり、スコアレスドローで試合を終えた。
サラゴサ地元紙「エル・ペリオディコ・デ・アラゴン」は、「ビクトル・フェルナンデス監督によると日本人選手は筋肉の痛みを感じなかった」と怪我の状態をレポートしている。
「シンジ・カガワがフエンラブラダ戦の前半36分、筋肉の拘縮により交代しなければならなかった。試合開始から15分ほどで筋肉の違和感が出始め、すぐにベンチは万が一のためアレックス・ブランコに準備させた。日本人選手はプレーを続行しようとしたが最終的にはアリカンテ出身のサイドアタッカーと交代した」
記事によれば、フェルナンデス監督が試合後に「拘縮があった」と説明。香川は「痛みはないと言っている」状態だと明かし、「我慢しようとしたが、続けることができなかった。程度のひどいものでなく、わずかの時間で出場可能な状態になることを願っている」と早期回復を願ったという。
国王杯ラウンド32のマジョルカ戦、同ラウンド16のレアル・マドリード戦で先発出場し、リーグ戦でも1月14日のリーグ第23節ラス・パルマス戦(1-0)以来となるスタメン復帰を果たしたなかでのアクシデント。痛みがあるかどうか、15日のリーグ第28節エルチェ戦に向けて状態を見極めることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)