不遇の独代表MFジャンにドルトムントが24億円オファー ユーベ側の要求額との差は?
ユベントスは36億円で放出の見通しと伊紙報道 差額は「12億円」
ドイツの強豪ドルトムントは、今冬の移籍市場でユベントスで出場機会を失うドイツ代表MFエムレ・ジャンの獲得に動き始めたとされるが、イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」がその最初のオファー額を報じている。
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ジャンは今夏の時点でパリ・サンジェルマン(PSG)などからのオファーがあったものの残留。しかし、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の登録リストから外れたことで怒りを露わにしていた。シーズンが始まっても満足なプレータイムはなく、今冬の放出も高い確率で起こると見られている。
そうしたなかで当初は、イングランド・プレミアリーグのエバートンが、カルロ・アンチェロッティ監督のリクエストにより獲得に動くと報じられたが、現在その動きが具体的なのはドルトムントのようだ。「コリエレ・デロ・スポルト」紙は、その最初のオファーが移籍金2000万ユーロ(約24億円)だとしている。
一方でユベントスはジャンの移籍に対し、海外クラブであれば5000万ユーロ(約60億円)のバイアウト条項を結んでいることも報じている。そのため、現状であれば3000万ユーロ(約36億円)のオファーであればOKを出すだろうという見通しを報じた。
その差額は1000万ユーロ(約12億円)になるが、同紙では「成果ボーナスで埋められる範囲内」ともしている。ドルトムントでの出場試合数やリーグ優勝、CL出場権獲得などの成績により移籍金にボーナスがつく条項で調整ができれば、ジャンの移籍は叶うだろうとの見通しを報じた。
ユベントスはジャンを2018年夏にリバプールからの契約満了に伴うゼロ円移籍で獲得しているだけに、移籍金のすべてが利益になるという見方もできる。残り約1週間の移籍市場の中で、ジャンの移籍はドルトムントの姿勢次第で成立する可能性は高いと言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)