地元紙もミラン本田に及第点以上の採点 「美しいプレー」を評価も「観衆は不満」と指摘

イタリア杯4強に導いた先制アシストは「無意識なもの」

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、13日のイタリア杯準々決勝カルピ戦の前半14分にアシストをマークする活躍を見せ、イタリア地元紙から高い評価を受けたが、コロンビア代表FWカルロス・バッカへのスルーパスは「ほぼ無意識」と、意図したプレーではなかったとの分析もされている。

 「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、本田に6点という勝利した試合では平均的な評価を与えている。寸評では「何回か美しいプレーがあったが、記憶喪失と軽さもあった。バッカへ1-0となるアシストをしたが、ほぼ無意識なもの。疑いなく貴重だったが」と指摘されている。

 本田は主将のMFリッカルド・モントリーボの巧みな縦パスを受けると、エリア左サイドにパスを出した。右サイドにパスを要求するような動き出しを見せていたバッカが動物的な反応でルートを変え、DFとGKの間に巧みに抜け出し、無人のゴールにラボーナ弾を突き刺していた。

 寸評では2試合連続アシストとなった本田のパスは、意図したものではなかったと指摘。チーム最高評価はバッカの7点、最低はDFデシリオの5点となっている。

 一方、「コリエレ・デロ・スポルト」は、本田に6.5点の及第点を与えている。「何回かいいプレーがあった。その中にバッカへの1-0となったパスがある。しかし特に動きが良かった」と、寸評ではアシストを評価。チーム最高点はバッカの7点。ボアテングとデシリオが最低の5点で並んだ。

 

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