英紙が選んだ今季のプレミア「ベストゲームTOP10」 波乱の前半戦を象徴する一戦とは?

派手な打ち合いを演じるボーンマス

 8位は12月5日の第15節ストーク対マンチェスター・シティ。ストークが本拠地ブリタニアでシティを圧倒。FWマルコ・アルナウトビッチが2得点を挙げ、2-0の完勝を収めた。この時、首位を走っていたシティだったが、この敗戦でレスターに首位の座を明け渡している。

 7位は8月8日の開幕戦チェルシー対スウォンジー戦。互いに2得点ずつを奪い合って引き分けに終わった試合展開以上に、人々の記憶に残る要因となったのは、ジョゼ・モウリーニョ監督と元チームドクターのエヴァ・カルネイロ医師らスタッフとの衝突だ。1人少ない状況でエデン・アザール治療のためにピッチに入ったメディカルスタッフをモウリーニョ監督が公に批判。後にカルネイロ医師はクラブと契約解除に至るなど泥沼の事件に発展した。

 6位は9月13日の第5節レスター対アストン・ビラ。レスターは後半25分過ぎまで0-2のビハインドを負っていた。しかし、同27分に生まれたDFリッチー・デ・ラートの得点を皮切りに、同37分のFWジェイミー・ヴァーディの同点弾。そして終了間際の同44分にMFネイサン・ダイアーの勝ち越し弾が決まり、レスターが劇的な勝利を飾った。

 5位は11月28日の第14節ボーンマス対エバートン。21節を終えて5勝6分10敗で16位につけるボーンマスは、ここまでチェルシーとユナイテッドから勝利を挙げるなど健闘を見せる一方、2試合連続1-5での敗戦(10月17日シティ戦、同25日トットナム戦)や前述のウェストハム戦(4-3)など、ド派手な試合が多い印象だ。このエバートン戦でも、2点ビハインドを一度追い付き、後半アディショナルタイムに2-3と勝ち越されるというシーソーゲームを展開。しかし、万事休すと思われたところから再度反撃を仕掛けると、ボーンマスが後半アディショナルタイム8分に同点にするというドラマが待っていた。

 

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