ファン・ハール戦術は睡魔との闘い!? スタンドで居眠りするマンUファンの動画が話題に

終了間際のPKで辛勝のFA杯3回戦 枠内シュートわずか2本の体たらく

 マンチェスター・ユナイテッドは9日のFA杯3回戦シェフィールド・ユナイテッド戦(3部相当)で、後半アディショナルタイムに主将ウェイン・ルーニーの決勝PKで1-0の勝利を飾ったが、「退屈」と批判されるルイス・ファン・ハール監督の戦術を象徴するように、試合中にスタンドで居眠りする男性サポーターの動画が大きな話題となっている。

 「これがオールド・トラッフォードの酷さを物語っている」というメッセージとともに、男性ファンがツイッターで試合中に客席でコックリコックリ居眠りする男性の動画をアップロードすると、米スポーツ専門テレビ局「ESPN」もこれを特集。英国外でも大きな波紋を広げた。

 ユナイテッドはこの試合前の本拠地での10試合で、「前半ノーゴール」という不名誉な記録を継続中。この日も3部の格下相手にボール支配率は71%と圧倒的な数字を見せたが、枠内シュートはわずかに2本。後半アディショナルタイム3分のPKまでゴールの香りは漂わなかった。アウェーのサポーターも”赤い悪魔”の体たらくに、チェルシーを解任されたポルトガル人監督の「ジョゼ・モウリーニョコール」を展開するほどの退屈ぶりだった。

 元イングランド代表FWで解説者のギャリー・リネカー氏は、ツイッターで「オールド・トラッフォードでの後半からチャンネルを合わせたけど、何か見逃したかな? もちろん見逃してませんけど」と、皮肉を爆発させている。2日のリーグ第20節スウォンジー戦から公式戦2連勝とし、一時の解任危機を逃れた感のあるルイス・ファン・ハール監督だが、サポーターは限界を通り越し、睡魔に襲われているのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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