中国マネーを一蹴した元ミランのエース 移籍金19億円でリバプールと合意か

去就が注目されたパト 負傷者続出の名門の救世主になるのか

 早熟の天才が、ついに欧州復帰を果たすことになるのだろうか。コリンチャンスのブラジル代表FWアレシャンドレ・パトが、母国コリンチャンスからリバプールへの移籍で合意に達したと、英地元紙「デイリー・スター」が報じている。

 昨夏から複数のビッグクラブの関心が伝えられていたパトだが、最新のレポートによれば、イタリア人記者アルフレッド・ペドゥラ氏が移籍金1100万ポンド(約19億円)でのリバプール移籍で合意に達したと主張しているという。MFフィリペ・コウチーニョ、FWロベルト・フィルミーノ、MFルーカス・レイバら同胞の待つマージーサイドの名門移籍は間近となっているようだ。

 2007年から13年までACミランで活躍したスピードスターには、中国2部・天津権健が年俸1200万ユーロ(約16億円)の4年契約というメガオファーを提示したとして話題になっていた。しかし、パトはこのオファーを固辞。以前、英地元メディアのインタビューで「プレミアリーグに行きたいと思っている。このリーグは世界一のレベルだからね」と、イングランドでのプレー希望を公言していた。

 スピードを最大の武器とし、ハードなプレーも厭わないと語るパトは、スピーディーで激しいタックルが飛び交うプレミアリーグのスタイルが自身に適しているとも認めていた。早熟の天才は、イングランド代表FWダニエル・スターリッジら負傷者続出に悩むリバプールを救うキープレイヤーとなるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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