リバプール南野、“中盤起用”の可能性に英メディア注目 「決定率の高さにもかかわらず…」
中盤起用の可能性を明かすコメントに驚きを示しつつ、クロップ監督の選手起用に信頼感
リバプールの日本代表MF南野拓実は1月1日付で正式にチームの一員となり、前日からはクラブハウスでのトレーニングにも励んでいる。デビュー戦に向けて期待が高まるなか、英メディアはユルゲン・クロップ監督のコメントから、南野の起用ポジションを予想した。
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2014年からオーストリアの強豪ザルツブルクで活躍してきた南野は、今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でリバプール相手にゴールを決めるなど、印象的なパフォーマンスを披露。欧州王者リバプールに認められ、冬の移籍市場がオープンする前の2019年12月19日に完全移籍が発表された。
12月31日からはチーム練習に合流しており、スポーツ専門局「ESPN」英国版によるとクロップ監督は「タキ(南野)へのチームのドアは開いている。ここに来てから、とても歓迎されているよ」と南野がスムーズに溶け込んでいる様子を語っている。一方で、起用法を含めたピッチ上での具体的な面には、次のように言及した。
「彼は素晴らしい選手だ。リバプールと対戦したこともあるから、サポーターも彼がチームにふさわしい選手だと分かっているね。彼は我々が求めていたプレーヤーで、攻撃的なポジションならどこでもできる。8番(インサイドハーフ)での起用もあるかもね。見ていく必要がある」
この発言を受け、英メディア「90min」は「クロップが南野のリバプールでのポジションについてヒントを与える」と見出しを打って報じ、新戦力の起用法に注目。「日本代表は今季の公式戦で10得点を挙げているが、その決定率の高さにもかかわらず、クロップは中盤に配置するかもしれない」と伝えている。
さらに「リバプールの指揮官が選手のポジションを変更するのは初めてではない。(元イングランド代表MF)ジェームズ・ミルナーは右サイドバックの仕事に従事し、もともとの希望があったとはいえ(イングランド代表MF)アレックス・オックスレイド=チェンバレンも中盤センターだ」と紹介。クロップ監督の適性を見抜く力の確かさに信頼を示している。
確かな“眼力”を持つ名伯楽の下、南野はどのポジションで、どのような形で起用されるのか。そのデビューを楽しみに待ちたい。
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(FOOTBALL ZONE編集部)