本田2試合連続先発も決定機決められず ミランはボローニャに敗れ、2016年黒星スタート

守備に脆さを見せホームで不覚

 後半2分には右サイドから長い距離を縦に突破し、中央へのクロスを試みるなど、本田は立ち上がりから積極的なプレーを見せた。

 同11分、大きなチャンスを迎える。左サイドからMFアンドレア・ベルトラッチがゴールライン際で粘ってボールを中央に戻すと、FWニアングがシュート。これがヒットせずにゴール前に浮き上がると、本田がジャンピングボレーで狙った。しかし相手DFに寄せられてシュートはヒットせず。2016年初ゴールはならなかった。

 同20分、本田はMFアレッシオ・チェルチとの交代でピッチを後にした。チェルチは同31分にFWニアングからのパスに抜け出しGKと1対1になるビッグチャンス。しかし、縦へのドリブルを選択したチェルチはGKをかわしながらシュートを打ち切れず、ビッグチャンスを逃した。

 迎えた同37分、ミランは先制を許してしまう。DFイニャツィオ・アバーテが敵陣深くまで攻撃参加したが、ボールを失いカウンターのピンチを迎える。MFチェルチがあっさりとかわされると、ボールは逆サイドに展開。最後はMFエマヌエレ・ジャッケリーニが決勝点を決めた。ミランは右サイドバックが不在になった穴を突かれた格好となった。アバーテのみならず、チェルチもゴールから遥かに離れた位置から攻撃を見送る。ミランは守備網に大きな問題を露呈した。

 結局ミランはこの失点が響き0-1で敗戦。セリエBから昇格した相手に、本拠地で不覚を取る格好となった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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