レアルの「BBC」が崩壊危機!? ベニテス電撃解任でベイルが移籍を検討か

前監督更迭に「極度に落胆」も、レアル会長は移籍金を史上最高の262億円に設定か

 レアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルが、ラファエル・ベニテス監督の更迭により移籍する可能性が急浮上している。英地元紙「タイムズ」が報じている。

 成績不振によりジネディーヌ・ジダン新監督の就任が決まったレアルだが、新たな激震が続いている。2013年にフットボール史上最高額の移籍金8500万ポンド(約148億円)でトットナムから加わったスピードスターは、スペイン人指揮官と良好な関係を築いていた。主将のDFセルヒオ・ラモスら主力が、カルロ・アンチェロッティ前監督に対する愛情を公言し、監督と選手の溝がクローズアップされていた中、ベイルは就任わずか7ヵ月という今回の電撃解任劇に「極度に落胆している」とレポートされている。そしてレアルでのキャリアについても熟考モードに入ったという。

 今夏も獲得に動きを見せたマンチェスター・ユナイテッドにとっては朗報となるが、レアルのフロレンティーノ・ペレス会長は寵愛するベイル残留を熱望。交渉の席につくためには1億5000万ポンド(約262億円)という買い取り額のほぼ倍で、史上最高額が必要になるという。

 FWカリム・ベンゼマはフランス代表の同僚に対する恐喝、共謀容疑で仏警察当局に逮捕、起訴されており、有罪となれば禁錮5年の実刑判決となる。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、今季終了後のパリ・サンジェルマン移籍の可能性が取り沙汰されている。世界最強と呼ばれた「BBC」の3トップは、ベイルの移籍検討により、崩壊危機を迎えてしまった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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