プレミアは異色? ポジション別、年齢別…欧州5大リーグの年俸傾向を英専門社が公開

プレミアリーグは他国と異なり、30代になると年俸が安くなる傾向あり

 しかし、プレミアリーグに関してはこの例に当てはまらなかった。MFとFWはいわゆる働き盛りの20代半ばよりも30歳を超えた選手のほうが平均年俸は高くなっているが、その増加率は他国ほどではなかった。そのうえで、GKとDFは30歳を超えた選手のほうが年俸は安いという逆転現象が起きた。その結果、プレミアリーグでは23~30歳の選手が受け取る平均年俸が352万1556ポンド(約4億9300万円)なのに対し、30歳オーバーの平均は327万8036ポンド(約4億5900万円)と減少していた。

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 全体的にイングランドでは20代の選手に高額年俸が与えられる一方で、30歳を超えると他国のリーグに移るという見方もできそうだ。ボール際の激しさや過密日程からイングランドではフィジカル的な要素が強く求められることで、前線や中盤のスター選手以外はベテランの域に入るとプレミアリーグを離れる決断を下しやすい。その結果が、この年俸推移になっているのかもしれない。

 こうした平均年俸のデータからは、若いうちには各国のリーグでプレーし、20代半ばのキャリアで“全盛期”と呼ばれる時期にプレミアリーグで高額年俸を受け取り、その実績を手に30代以降は他国のリーグに移るというのが一つのロールモデルになっているとも言えるのだろう。現在の欧州5大リーグのなかでも、プレミアリーグが絶対的な層の厚さを誇ることは、こうした年俸額からも読み取れると言えそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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