星稜が選手権連覇へ視界良好! 中京大中京を1-0で下し、4大会連続の8強進出

後半4分に混戦から決勝点もぎ取る

 前回王者が盤石の勝ち上がりを見せた。第94回全国高校サッカー選手権は3日に各地でベスト16の戦いが行われた。浦和駒場スタジアムの第1試合は、前回王者の星稜高校(石川)と、中京大中京高校(愛知)の名門対決。前半から主導権を握った前回王者の星稜が1-0で勝利し、8強へとコマを進めた。

 前半からペースをつかんだのは星稜だった。敵陣に入ってからのパスワークで守備網をかいくぐると、DFからFWにコンバートされて2日の2回戦で決勝ゴールの加藤貴也が今日も積極的なプレーを見せてゴールに迫った。CKからDF東方智紀のヘディングシュートがクロスバーに当たるなど、あと一歩のところでゴールは奪えない。中京大中京はGK岩本大輝の好セーブもあり無失点でしのぐと、カウンターであわやというシーンも作った。前半はスコアレスで折り返した。

 後半、スコアを動かしたのは星稜だった。同4分、左サイド深い位置まで切り込んでFKのチャンスを得ると、ゴール前は大混戦に。最後はDF岡田勇斗が押し込み1-0と先制に成功した。

 反撃に出る中京大中京だったが、なかなか星稜ゴール前に入り込んでシュートを放つ形を作れない。2日の2回戦で50メートルのロングFKを決めたMF辻星哉がキッカーを務めたセットプレーで際どい場面も作ったが、得点には至らない。後半30分には、左足ハムストリングの負傷で時間限定のプレーとなっていた主将のMF石川将暉を投入。MF辻からキャプテンマークを受け取って奮闘したが、最後まで星稜ゴールを割ることはできず。試合はこのまま終わり、星稜が1-0で勝利した。

 

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