闘将シメオネ、アトレティコ退団の可能性浮上 「離婚に近づく」とスペイン紙が報道

アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督【写真:Getty Images】
アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督【写真:Getty Images】

アーセナル、エバートン、ユナイテッドのプレミア3クラブが新天地候補に挙がる

 アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督が、クラブを離れることになるのかもしれない。英紙「デイリー・ミラー」はスペインでの報道を基に、「アーセナルとエバートンが関心のディエゴ・シメオネは、アトレティコとの『離婚』に近づく」と報じている。

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 シメオネ監督は、プレミアリーグのクラブが長らく関心を示してきた存在だ。現在、49歳になったアルゼンチン人指揮官は、2011年からアトレティコを率いており、リーガ・エスパニョーラとUEFAヨーロッパリーグのタイトルを2度、クラブにもたらしている。さらに、この6年間でUEFAチャンピオンズリーグの決勝に2度も勝ち進むなど、多くの成功をもたらしてきたが、「シメオネ時代」がいよいよ終わりを迎えるかもしれない。

 今季開幕前、クラブはフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン(→バルセロナ)、スペイン代表MFロドリ(→マンチェスター・シティ)を放出した。また、守備の中心だったウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディンもクラブを去り、アトレティコはリーグ戦で6位と苦戦を強いられている。スペイン紙「マルカ」によると、フロントのなかにはシメオネ監督に不満を持っている者がおり、「離婚の可能性が出てきている」という。

 こうした状況を受け、プレミアリーグの複数のクラブがシメオネ監督の招聘に動くかもしれないという。現在、ウナイ・エメリ監督を解任したのち、正式監督が不在のアーセナルを筆頭に、マルコ・シルバ監督がプレッシャーを受けているエバートン、オレ・グンナー・スールシャール監督の手腕が疑問視されているマンチェスター・ユナイテッドも、動向を注視しているようだ。

 クラブの格で言えば、エバートンのシメオネ招聘は難しいように聞こえるが、2017年当時、アルゼンチン人監督は、グディソン・パーク(エバートンの本拠地)で指揮を執ることに関心を示していたとされる。

 ユルゲン・クロップ、ジョゼップ・グアルディオラ、ジョゼ・モウリーニョと世界的な指揮官が集うプレミアリーグで、彼がどんな采配を振るうのかは興味深い。だが、多くの主力を放出し、苦戦が続いているアトレティコはシメオネ監督を手放すのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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