G大阪“オファー報道”の韓国代表MF、残留示唆? 来季「ACL出場を熱望」と心境告白
チュ・セジョン、Kリーグ最終節後に韓国メディアに明言 「ソウルの名に恥じない成績を…」
J1リーグのガンバ大阪が、韓国代表MFチュ・セジョン(FCソウル)に獲得オファーを出したという日本発のニュースが、韓国内でも一斉に報じられている。
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チュ・セジョンは、FCソウルでは中盤に欠かせない選手へと成長。特に韓国代表のパウロ・ベント監督からの信頼も厚く、昨年のロシア・ワールドカップ以降もコンスタントに選出されている。中盤でのハードワークだけでなく、正確なパスや視野の広さにも定評のある彼が、現在の心境を韓国メディアに語っている。
スポーツ専門サイト「SPOTVニュース」は、12月1日に行われた大邱FCとの最終節終了後、チュ・セジョンに来シーズンのことについて聞いた。
FCソウルはリーグ3位で終え、来年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得。3年ぶりのACL出場についてチュ・セジョンは「近年は出場できずに、とても悔しい思いをしていた。来年からはまた出場できるので、ACLでソウルの名に恥じない成績を出したい」と語っている。
また、「ACLの優勝トロフィーはまだ手に取ったことがない。簡単なことではないが、来年はトロフィーを持ち帰りたい」と、来季はFCソウルでACLを制覇したいと明言している。
チュ・セジョンは今季リーグ優勝できずに終わったことを悔やみ、来年ACLの舞台に立てることを楽しみにしている様子。現時点ではFCソウルでプレーを続ける決意は固そうだが、G大阪から実際にオファーが来ているとすれば、どのように受け止めているだろうか。
Jリーグで成功を収めている韓国人選手は多いだけに、土壇場で日本行きを決断する可能性は十分にある。今後の動向に注目だ。
(金 明昱 / Myung-wook Kim)
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。