神童フェリックス、“ラグビータックル”誘発の華麗な股抜きに反響 「少し意地悪をした」

アトレティコFWフェリックス【写真:Getty Images】
アトレティコFWフェリックス【写真:Getty Images】

前半32分、縦パスを華麗にさばいてマークに来たバルサDFピケを翻弄

 アトレティコ・マドリードは現地時間12月1日、リーガ・エスパニョーラ第15節でバルセロナに0-1で惜敗した。相手のエースFWリオネル・メッシに決勝ゴールを許したなか、20歳のポルトガル代表FWジョアン・フェリックスがバルセロナの元スペイン代表DFジェラール・ピケに鮮やかな股抜きを決め、海外メディアで注目を集めている。

 今季開幕前にアトレティコからバルセロナに移籍したフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが古巣の本拠地に初凱旋となった一戦は、アトレティコが押し気味に試合を進める展開。後半に入ると膠着状態となったなか、後半41分にメッシがウルグアイ代表FWルイス・スアレスとのコンビネーションからゴール前に侵入し、左足ダイレクトで流し込んで決勝ゴールをマークした。

 アトレティコにとっては悔しい敗戦となったが、意地を見せたのがフェリックスだ。前半32分、センターサークル付近で縦パスを受けたフェリックスは、トラップから素早くボールをコントロールしてチェックに来たピケの股抜きに成功。これには熟練の元スペイン代表DFも腰付近にしがみついてファウルで止めるしかなく、イエローカードを提示された。

 フェリックスの華麗な足技を、ポルトガル紙「A BOLA」は「フェリックスはピケに少し意地悪をした」と表現。サッカー専門サイト「BOLAVIP」も、「大胆! フェリックスは印象深い股抜きでピケを一笑に付した」との見出しで、股抜きを「壮大」と称賛した。またスペイン紙「マルカ」は、「ピケをラグビータックルに追い込んだ」と世界的な名DFを翻弄した様子を伝えている。

 ピケの咄嗟のファウルが、いかにフェリックスにしてやられたかを物語っていると言えるだろう。

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