PSGでは「CL制覇は一生できない」 カバーニ父、“夢見る”息子へ厳しい言葉
カバーニの父ルイス氏が断言 「多額の金を費やしたからといって…」
パリ・サンジェルマン(PSG)のウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニは、これまで同クラブで数多くのトロフィーを獲得してきた。今季も悲願のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇を目指しているものの、カバーニの父親は“絶対に叶わない”と確信しているという。スペイン紙「AS」が報じた。
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2013年夏にイタリアのナポリからPSGに移籍したカバーニは、昨季まで5回のリーグ・アン制覇、クープ・ドゥ・フランスを4回、クープ・ドゥ・ラ・リーグを5回、トロフェ・デ・シャンピオンを7回優勝と、フランス国内では片っ端からトロフィーを獲得してきた。しかし、CLでは加入から3大会連続でベスト8、その後の3シーズンはベスト16止まりと、クラブ史上初の欧州制覇への道のりは遠い。
中南米や欧州で携帯電話事業を展開する「モビスター」が提供するウルグアイの番組「los otros’」で、カバーニの父ルイス氏は「彼の家に行くと、バーベキューのあるテーブルに『パリ・サンジェルマン、ヨーロッパチャンピオン2019』と書いてあるんだ」と述べ、息子のカバーニがとにかく欧州制覇を夢見て止まないことを明かした。
ところが、ルイス氏は頭を横に振って笑いながら、息子の“夢”についてこのように語っている。
「彼は気付いていないのかもしれないが、いつかあれを消さなければならない日が来る。彼はいつも私がネガティブな人間だと話す。私は彼にフランスではすべてのトロフィーを獲得できるだろうが、チャンピオンズリーグ制覇は一生できないと言うからだ。サッカーでは多額の金を費やしたからといって、優勝できるわけじゃないんだ」
確かに、PSGは2017年に史上最高額でバルセロナからブラジル代表FWネイマールを獲得し、フランス代表の一員として2018年ロシア・ワールドカップで“世界一”を経験したFWキリアン・ムバッペも在籍3年目を迎えているが、CLベスト4進出の壁を破ることができていない。ルイス氏が厳しい言葉をかけるのも、息子にもっと現実を見つめてほしいと考える“親心”なのかもしれない。
そうしたなかでPSGは、現地時間26日に行われた敵地レアル・マドリード戦で、0-2から追いつき、グループA首位通過を決めた。この試合では出番のなかったカバーニだが、父の言葉を覆してチームメートとともに悲願のCL制覇を成し遂げられるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)