オーバメヤン、バルサ移籍の噂にチェルシーOBが“懸念”指摘 「もし実現したら…」
「ベンチに座ることになるだろう」として、グリーズマンの処遇にも言及
かつてチェルシーなどでプレーした元スコットランド代表MFクレイグ・バーリー氏が、米大手スポーツサイト「ESPN」の番組「ESPN FC」で、アーセナルのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンはバルセロナに移籍するべきでないと述べている。
アーセナルがUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場から遠ざかっている影響もあり、移籍の可能性が噂されているオーバメヤン。その動向に関心を寄せているのがスペイン王者バルセロナだという。
直近の公式戦2試合で1分1敗に終わるなど、このところ不調のバルセロナとしても攻撃陣のテコ入れの必要性が浮かび上がっている様子。特に、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスは今季リーグ戦10試合で6ゴールを決めているにもかかわらず、来年にデイビッド・ベッカム氏が共同オーナーを務めるメジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミへ移籍する可能性も浮上しており、クラブはその代わりになるような選手を探しているとされている。
しかし、バーリー氏は今夏にアトレチコ・マドリードからバルセロナに加入したフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの処遇を見る限り、オーバメヤンはバルセロナには移籍するべきでないと主張している。
「もし(移籍が)実現したら、彼(オーバメヤン)はベンチに座ることになるだろう。すでにバルセロナでは、スアレスと(リオネル・)メッシがプレーするスペースを作るために、グリーズマンが左に追いやられているという問題がある」
そして、オーバメヤンを「すでにいいゴールスコアラー」と称賛したうえで、「バルセロナがなぜ彼を狙うのか分からない。彼にとって良い移籍にはならないだろう。今からバルセロナに行っても、ちょっとプレーするだけの選手となるだろう」と続けていた。アーセナルではスイス代表MFグラニト・ジャカの後を継いでキャプテンとなったばかりのオーバメヤンだが、どのような道を選ぶのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)