イブラヒモビッチ、古巣ミランと1年半契約で交渉中と伊報道 “ハードル”は金銭面と指摘

イブラヒモビッチのミラン移籍ポイントは金銭面のようだ【写真:Getty Images】
イブラヒモビッチのミラン移籍ポイントは金銭面のようだ【写真:Getty Images】

LAギャラクシーとの契約が満了 2010年から12年まで所属した古巣に復帰なるか

 ロサンゼルス・ギャラクシーを退団する元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが古巣ACミラン加入に向けた交渉を行っていることが分かった。ただし、加入に向けては越えなければいけないハードルがあり、交渉は長期化しそうだと衛星放送「スカイ・スポーツ」イタリア版は報じている。

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 イブラヒモビッチは直近の2シーズンに渡り、アメリカMLS(メジャーリーグサッカー)でプレー。今年38歳を迎えたが、LAのギャラクシーでは通算58試合で53得点と圧巻の数字を残した。同クラブとは今年いっぱいで契約満了となり、退団することを表明している。

 注目の移籍先についてはイタリアのナポリや日本代表DF冨安健洋の所属するボローニャなど複数浮上していたが、現在は2010年から12年まで所属していたミラン復帰に向けて交渉を行っているようだ。

 レポートによれば、イブラヒモビッチの代理人は20日にミラン側と会談。有意義な話し合いが行われ、ミランは1年半契約での獲得を希望しているという。ただし、ネックとなるのはイブラヒモビッチの年俸とミラン側の財政問題が噛み合うかどうか。ミランは昨年までの直近3年間でファイナンシャル・フェアプレーに抵触し、今季は欧州カップ戦で出場禁止処分を受けていた。イブラヒモビッチ、ミランの双方に妥協が求められることになるだろうと指摘されている。

 イブラヒモビッチはミラン在籍時に通算85試合で56得点をマークし、2010-11シーズンにはスクデット獲得にも貢献した。そして、近年凋落の一途を辿るミランにとってはそれが現時点で最後のリーグタイトルだ。復権に向けた起爆剤として、かつてのエースを迎え入れることはできるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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