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お騒がせトゥーレ、開始10秒で一発退場 優勝を懸けた一戦での愚行に反響「アンチヒーロー」
中国2部リーグの最終節で“事件”発生
中国甲級リーグ(2部)で来季の超級リーグ(1部)昇格を決めた青島黄海に所属し、バルセロナやマンチェスター・シティで活躍した元コートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレが、優勝の懸かった最終節の南通支雲戦でまさかの“退場劇”を演じた。フランス紙「レキップ」が伝えている。
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トゥーレは昨年12月に前所属のオリンピアコスを退団し、現役引退も噂されていたなかで今年7月に青島黄海と契約。中国2部リーグで新たなキャリアをスタートさせた。元ヴィッセル神戸のスペイン人フアン・マヌエル・リージョ監督の下、14試合で2得点。新天地でもスターとして活躍していた。
トゥーレが加入した青島黄海はリーグ首位を走っており、10月26日の試合に勝利を収めて、自動昇格が決定。最終節は石家荘永昌と貴州智誠との熾烈な優勝争いを勝ち抜くためにも、結果が必要とされていた。
そんななかで迎えた南通支雲戦。だが、事件はキックオフ直後に起こった。わずか10秒でトゥーレがファウル。主審はVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定を行い、相手選手を蹴ったトゥーレに一発退場のレッドカードが提示された。わずか2分で10人となってしまった青島黄海は1-2で敗れるが、他クラブの結果から優勝が決定。レキップ紙はまさかの10秒で退場となったトゥーレを「この日の先天的なアンチヒーロー」と、皮肉的につづっている。
また、同紙は「40歳になるまで現役を続ける考えを持っているが、来季は青島に残留するべきではないと思っていると明かした」と、先日に退団を示唆する発言があったとしている。ラストマッチとなったかもしれない一戦は、トゥーレにとってなんとも後味の悪いものになってしまったようだ。