浦和GK福島、「人生で一番大きな試合」の鹿島戦で悔恨 「甘かった」と語ったのは?
西川のACL決勝第1戦出場停止を見据えて、鹿島戦で福島がJ1デビュー
浦和レッズのGK福島春樹は、1日のJ1第30節のアウェーゲーム、鹿島アントラーズ戦にフル出場。これがJ1デビューとなったが、後半27分に悔しい決勝ゴールを奪われて0-1で敗れた。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
浦和は23日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦、広州恒大(中国)とのアウェーゲームでGK西川周作が決勝トーナメントで累積2枚目のイエローカードを提示され、9日の決勝の第1戦、サウジアラビア遠征してのアル・ヒラル戦が出場停止になった。大槻毅監督は、10月29日のサンフレッチェ広島戦を前に「周作がイエローをもらった瞬間から考えている」と、福島に公式戦での経験を与える可能性に言及していた。
そして、この鹿島とのアウェーゲームで福島の起用を決断した。自身はそうした起用について「(西川が)イエローをもらう前から考えてはいました。怪我か出場停止のタイミングだろうと思っていたので、怪我で急に出るわけではなく、それよりも時間があったのでしっかりと整理して入れた」と、精神的にも準備が整っていた。そして、本人には前日に伝えられたという起用だったが、福島は「試合の入りから緊張もなく、やりやすかった」と落ち着き払ったプレーを見せた。
そして、試合が0-0で推移したなかで迎えた後半27分だった。鹿島が両サイドに揺さぶる攻撃を見せたなか、ペナルティーエリアに入るかどうかの位置からFW土居聖真が地を這うようなミドルを放った。混戦を抜けてきたボールにしっかりと反応して弾いた福島だったが、こぼれ球をFWセルジーニョに蹴り込まれての痛恨の失点になった。
福島は、一度はファインセーブに見えたこの場面について、技術的な部分も含めて悔しい思いを話している。
「僕らは何センチや何ミリのところで仕事をしていると思っているんです。そして、あのシュートに関しては、ギリギリではなく手の平で触れていたので。そこで手首を返してコーナーキックに逃げるだとか、質のところです。確かにボールが見えないなかで抜けてきたものに上手く触れましたけど、弾くコースが甘かった」