“天才”メッシが「驚異的だった」と脱帽 「史上最高のストライカー」に挙げた名手は?
アルゼンチンメディアに語る “怪物”ロナウドは「信じられないほど素晴らしかった」
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが母国のテレビ局「TyCスポーツ」のインタビューに応じ、様々な話題について語っている。そのなかで「史上最高のストライカー」に、ブラジルの英雄の名前を挙げたとスペイン紙「AS」が報じた。
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今季は負傷により出遅れたメッシ。プレシーズン前にふくらはぎを負傷し9月に今季初出場を果たしたものの、再び左足内転筋痛で離脱した。今月に入ってからようやく状態が上向き、10月6日のリーガ・エスパニョーラ第8節セビージャ戦(4-0)で今季初ゴールをマークすると、ここまで公式戦7試合で3ゴールを挙げている。
メッシは自身の怪我について、「最初に(オフシーズンから)戻った時に、ものすごくハードなトレーニングから始めた。だが、それはするべきではなかった。丸1カ月休んでいたのに、トレーニングを続けてきたかのような練習をしたんだ。それから再び怪我をして、またやるのではないかと考えた」と怪我の要因を挙げ、「でも、もう大丈夫。力を取り戻したし、少しずつ自分のリズムを見つけている」と続けた。
また、2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)で導入され、来季からJ1リーグでも正式に導入することが決まっているVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)にも言及。同システムに対しては賛否両論が起こっているが、メッシは“上手く使われれば”VARを支持するとしたうえで、「(VARは)疑いをクリアにするために持ち込まれたのに、まだその役割を果たしていない。結局は、主審かボックスのもう1人のレフェリーに決断が託されていて、場面のなかで本当は何が起きているのかに基づいていない。(VARは)非常にいいシステムだが、上手く使われていない」との見解を示した。
そしてこれまでのキャリアで数多くの名ストライカーと共演、あるいは対戦してきたメッシだが、自身の考える「史上最高のストライカー」について聞かれると、“フェノーメノ”(怪物)の異名を取った元ブラジル代表FWロナウド氏を挙げ、「ロナウドは驚異的だった。これまで会ってきたすべてのストライカーのなかで、彼がベストだ。彼は信じられないほど素晴らしかった」と称賛の言葉を並べた。バルセロナに在籍した1996-97シーズンにリーグ戦37試合34得点を奪った偉大な“先輩”であり、バロンドールを二度受賞、さらに2002年日韓ワールドカップで得点王に輝きブラジル代表を世界一に導いた“怪物”に、現代最高のアタッカーである“天才”メッシも敬意を表していた。