ビザ発給に四苦八苦 ダンディー川島、19日のデビューもお預け

指揮官も落胆

 ダンディー・ユナイテッド移籍で合意に達している日本代表GK川島永嗣は、19日の敵地インバネス戦でデビューできないことが明らかになった。ビザ発給手続きの一環として英語力のテストを受け、その結果待ちだという。地元紙「ザ・クーリエ」が報じている。

 リーグ最下位に低迷するダンディー・Uのミクス・パーテライネン監督は、悲報を伝えた。

「彼は今、英語のテストを終えたばかりだ。ちょうどね。しかしながら、今はクリスマス時なので各所は休みに入っている。結果については一週間ぐらいで分かるだろう。がっかりだ」

 川島は所属先を持たず、レスターなどで練習参加しながら、孤独なトレーニングを積んできた。そして11月第一週に同クラブと契約で合意に至った。だが、英国内務省による就労ビザ発給の手続きが遅れ、川島はチームとは別にトレーニングを続けていた。ビザ関連の手続きは全て完了したと思われていたが、発給に向けた一環で英語力のテストを受けることを求められた。そのため、デビュー戦と目されていたインバネス戦に向けた選手登録は間に合わなかった。

 日本代表守護神の合流を心待ちにしてきた指揮官は、「もちろん、フラストレーションがたまるが、ただ耐えるしかない」と、言葉にした。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo Getty Images

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