「信じられない個人技」 オランダ代表FW、4人翻弄ドリブル弾に称賛「決定的なフィニッシュ」
リヨンFWデパイ、新監督の初陣で個人技から先制ゴールを叩き込む
フランス・リーグアンのリヨンは現地時間26日、リーグ第11節メス戦に臨み、2-0で勝利を収めた。新監督の下での初陣を勝利で飾ったなか、先制点を生み出したオランダ代表FWメンフィス・デパイの個人技が称賛を集めている。
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リヨンは今季、シウビーニョ新監督の下でシーズンをスタート。開幕2試合で連勝したものの、以降は勝利に恵まれず、第10節を終えて監督交代を決断した。昨季までマルセイユを率いたルディ・ガルシア監督を招聘し、メス戦が同監督の下での初戦となっている。
そこで輝きを放ったのが、この日キャプテンマークを託されたデパイだった。前半28分、敵陣中央付近でボールを受けると、ゴール方向に反転してドリブルを開始する。目の前の相手を軽やかなステップで振り切ると、そのまま右サイドに向かってボールを運び、さらに2人の間を加速して突破。最後に寄せてきたDFが追い付く前に右足を振り抜き、ファーサイドのゴールネットに鋭いシュートを突き刺した。
リヨンは3分後にもフランス人FWムサ・デンベレが加点し、2-0の快勝。リーグ戦9試合ぶりの勝利を挙げると同時に、ガルシア監督の初陣を飾ることとなった。良い流れを作り出したデパイのプレーに、母国オランダメディア「VoetbalPrimeur」は「メンフィスの個人技が苦しむリヨンを解き放つ」として、同国代表FWの活躍を報道。「ドリブルを始めると、複数の相手選手を揺さぶり、決定的なフィニッシュを見せた」と描写している。
また、英サッカーサイト「CAUGHT OFFSIDE」は「メンフィス・デパイが4人のDFを翻弄する個人技ゴール」と見出しを打ち、「信じられない個人技によって、彼に何ができるのかを示した」と称賛。「もう一度ビッグクラブに移籍する準備が整っているように見える」として、かつてマンチェスター・ユナイテッドで出番を得られなかったデパイが成長し、再び欧州トップクラスでの戦いに挑む可能性に言及している。
現在はロナルド・クーマン監督率いるオランダ代表でも10番を背負って主力を務めるなど、充実の時を過ごしているデパイ。圧巻のスキルによって、その成長を世界にアピールしてみせた。