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胸→スライディング→左手の神業 MLS守護神の3連続セーブに反響「年間最優秀プレー」
ティンバーズGKクラークがピンチで圧巻の3連続ファインプレーを披露
(本文)
米MLS(メジャーリーグサッカー)は現地時間20日にプレーオフ1回戦の残り2試合が行われ、カンファレンス・セミファイナルに進出する全8チームが出揃った。MLS公式ツイッターは白熱の1回戦6試合の中から、レアル・ソルトレイク対ポートランド・ティンバーズ戦で生まれたGKの好プレー3連発を動画で紹介。「年間最優秀プレー」など称賛の声が上がっている。
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レギュラーシーズンでウエスタン・カンファレンス7位のティンバーズは、3位のソルトレイクと対戦。0-0で迎えた序盤戦のワンシーンだった。
ソルトレイクは最終ラインから前線へロングフィードを供給。MFコーリー・ベアードが抜け出してスライディングシュートを狙ったところ、ティンバーズのGKスティーブ・クラークが胸でシュートを弾き、決定機を阻止する。さらに、33歳のベテラン守護神はすかさずこぼれ球に反応し、ベアードとの“ダッシュ競争”を制して間一髪クリアしてみせた。
しかし、ティンバーズのピンチは続き、右サイドのタッチライン際でクリアボールを拾ったソルトレイクのアメリカ人DFアーロン・ヘレーラがワントラップから長距離のロングボレー。大きく浮き上がった後、急降下する難しいボールに対し、ゴール前に戻ったクラークは左手一本で枠外へ弾き出した。
MLS公式ツイッターが絶叫の絵文字3連発で公開したプレーには、「プレー・オブ・ザ・イヤー」「見るのをやめられない」「信じられないセーブだ」「今年のプレーオフはアメージング」といったファンからの称賛が続々到着。メキシコメディア「mediotiempo」も「キャッチ・オブ・ザ・イヤー。スティーブ・クラークの作品集。素晴らしいカットだ!」と称えた。
クラークとして悔やまれるのは、好プレーもチームの勝利につながらず、1-2で1回戦敗退となってしまったこと。それでもプレーオフの舞台で33歳のベテランが見せたプレーはひと際輝いていた。