18歳の韓国代表MFが“リーガ史上初”の珍事 「21世紀生まれ選手」として初の退場処分
バレンシアMFイ・ガンインがアトレティコ戦の後半ATに一発退場
バレンシアでプレーする18歳の韓国代表MFイ・ガンインが、現地時間19日に行われたリーガ・エスパニョーラ第9節のアトレティコ・マドリード戦(1-1)で途中出場を果たしたが、試合終了間際の後半アディショナルタイムに退場処分を受けた。21世紀生まれの選手の退場はリーガ史上初の珍事となった。
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前半33分、スペイン代表FWアルバロ・モラタの蹴ったボールが、ペナルティーエリア内でバレンシアのロシア代表MFデニス・チェリシェフの手に当たり、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のチェックによりアトレティコがPKを獲得。これをスペイン代表FWジエゴ・コスタが成功させ、アトレティコが同36分に先制した。
しかし、アウェーのバレンシアは後半37分にゴールまで約20メートルの位置で得たFKをスペイン代表MFダニエル・パレホが直接叩き込んで同点に追いついた。
上位対決は均衡した白熱の一戦となったが、そうした試合の流れを切ってしまったのが途中出場でピッチに立ったバレンシアのイ・ガンインだった。後半45分、ハーフウェーラインを越えたところで、アトレティコのDFサンティアゴ・アリアスに対して背後からスライディングタックルを見舞った。スパイクの裏がふくらはぎにヒットする危険なプレーで、ファウルを受けたアリアスのソックスが破れるほどだった。主審は初めイエローカードを提示したが、VARでチェックを行い一発退場へと判定を変更。18歳の韓国代表MFはリーガで初の退場処分となった。
データ分析会社「オプタ」によれば、2001年2月19日生まれのイ・ガンインは21世紀生まれで退場したリーガ史上初の選手になったという。将来を嘱望されるレフティーは、意外な形でリーガの歴史に名を刻むことになった。
なお、試合は1-1のまま終了し、互いに勝ち点1を分け合う結果となった。