知将ベンゲル、アザールを「並外れている」と称賛も…「ロナウドの穴埋めにはならない」
「レアルはまだ本物のアザールを見ていない」と指摘するベンゲル氏
アーセナルで長期政権を築いたアーセン・ベンゲル氏は、今季からレアル・マドリードに加入したベルギー代表MFエデン・アザールを「並外れている」と称賛した一方、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)の穴を埋めることはできないと語っている。スペイン紙「AS」が伝えた。
夏に鳴り物入りで加入するも故障で出遅れ、ここまでノーゴールのアザールだったが、現地時間5日のリーガ第8節グラナダ戦では絶妙なループシュートを決めて、4-2の勝利に貢献。ゴールだけでなく初アシストもマークしている。
ベンゲル氏は衛星放送「ビーイン・スポーツ」で、「エデン・アザールは、ビッグゲームでやらなければならない時、ゴールチャンスを作ることができる並外れて素晴らしい選手だ。誰のことも恐れていない。フィジカルが100%シャープな状態ではなく、きっとレアルはまだ本物のアザールを見ていないと思う」と述べ、チームは今後に本来のアザールを見ることになると予想している。
アザールがレアルの「答え」になると話す一方で、「ロナウドの穴埋めにはならない。彼(アザール)は年間50ゴールを決めることはないからだ。なぜなら、それが今の彼らのサッカーのスタイルだからね」と付け加えている。
ロナウドが去ってから元フランス代表FWカリム・ベンゼマがレアルの頼れるゴールゲッターとなっており、2018-19シーズンはリーガ・エスパニョーラで21得点をマークし、カップ戦も含めた公式戦全体では53試合で30得点を叩き出した。
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