「VAR嫌い笑」 乾貴士、セルタ戦“幻のゴール”に冗談交じりに言及「勝ったからよしとしよう」

エイバルMF乾貴士がアシスト【写真:Getty Images】
エイバルMF乾貴士がアシスト【写真:Getty Images】

オレジャーナのクロスを決めて復帰後初得点かと思われたが…VARで取り消し

 スペイン1部エイバルのMF乾貴士は、現地時間9月29日のリーガ・エスパニョーラ第7節セルタ戦でチーム復帰後初アシストをマークし、2-0の勝利に貢献した。後半13分には右サイドからのクロスに合わせてネットを揺らし、移籍後初ゴールを挙げたかに思われたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の進言による映像確認で直前のプレーにハンドがあったとして、“幻のゴール”となった。乾は一夜明けた30日、自身の公式インスタグラムで「VAR嫌い笑」と冗談交じりに綴るとともに、「チームが勝ったからよしとしよう」と勝利に胸を撫で下ろした。

 左サイドで先発出場した乾は、序盤から得意のドリブルを仕掛けて攻撃の起点となる。前半をスコアレスで折り返したなか、エイバルは後半2分にスペイン人MFエドゥ・エスポーシトがループシュートを決めて先制。そして1点をリードして迎えた後半13分だった。

 自陣でボールを拾ったアルゼンチン人MFパブロ・デ・ブラシスが縦に鋭いパスを送り、チリ代表MFファビアン・オレジャーナが右サイドを突破。カットインから中央へ折り返すと、ペナルティーエリア内に走り込んできた乾が右足ダイレクトで合わせてネットを揺らした。待望のエイバル復帰後初ゴールかと思われたが、VAR判定でショートカウンターの起点となったデ・ブラシスが競り合いの際にハンドを犯していたことが判明し、ノーゴールとなった。

 歓喜から一転、ゴール取り消しの憂き目に遭った乾だったが、直後の後半15分に高い位置からの積極的なプレスでボールを奪取。ドリブルで持ち込み相手GKとの1対1を迎えたなか、冷静にオレジャーナへパスを出し、貴重な2点目のゴールを演出した。

 乾は試合翌日にインスタグラムを更新。「昨日はCeltaに2-0で勝ちました やっとちょっとだけチームに貢献出来ました!!」と振り返りつつ、「初ゴールはVARで取り消しになってしまったー! VAR嫌い笑」と“幻のゴール”にも言及。続けて、「でも、チームが勝ったから良しとしよう Victoria importante!!! +3」とチームの勝利を喜んだ。

 動きのキレを取り戻しつつある乾。チームとともにさらにギアを上げていきたいところだ。

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