久保建英、“初アシスト”が導いた大一番での初先発 現地で痛感したロジカルな現実

マジョルカのモレノ監督【写真:Getty Images】
マジョルカのモレノ監督【写真:Getty Images】

“目に見える”結果が導いた、指揮官とチームメートからの“目に見える”信頼

 しかし、両者の言い分で共通していたのは「モレノ監督は過密日程でもローテーションは使わない」ということだった。ましてや相手はあの優勝候補アトレチコ。ここでベストメンバーを送り出さないというのは考え難かった。そして蓋を開けて見ると、セビル、久保ともに先発に名を連ねた。要するに、セビルの代役でもなければローテーションでもなく、強豪との大一番で久保が“ベストメンバー”の1人として先発を勝ち取ったのだ。「前節アシストを記録しなければ、今日の先発は実現しなかったはずだ」とスペイン地元ラジオ局「テパレーリー・ミッド・ウェスト」のマイケル・エルシー記者は力説した。

 アトレチコ戦では試合を通して劣勢を強いられたものの、ヘタフェ戦とは異なり、序盤から久保にパスが集まり、ボールに絡む機会は明らかに増えていた。「マジョルカで一番レベルが高いのは間違いない」とロマン記者が口にしたうえで、「逸材であることはとっくに分かっているが、試合に出るためには結果が必要だ」とアンヘル・トリベス記者は強調していたが、まさしく結果で手繰り寄せた先発出場と言えるだろう。

 ヘタフェ戦のアシストは勝利にはつながらなかったが、それでも目に見える「1」を残したことで、指揮官、そしてチームメートから確かな信頼を得たこともまた、目に見える形で表れた。勝負の世界で最も重要なのは結果であることは、火を見るよりも明らかなこと。ただ、現地でマジョルカの2試合を取材して「結果が全て」というロジカルな現実を改めて痛感することになった。現地時間29日には第7節アラベス戦が控えているが、久保の“結果”に期待したい。

(Football ZONE web編集部・城福達也 / Tatsuya Jofuku)


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