レアル&バルサが“引き抜き”画策!? クロップ監督と最強DFファン・ダイクの獲得視野
2008年のC・ロナウドに続き、バロンドール受賞後のスペイン移籍となるか
レアル・マドリードとバルセロナはチームの強化のため、2018-19シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇を成し遂げたリバプールに目を付けたという。英紙「デイリー・スター」がスペイン紙「AS」の報道を基に伝えている。
スペインの両雄が獲得を目指すのは、ユルゲン・クロップ監督とオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクの2人だ。両者の獲得に向けて、巨額の資金を用意するという。
レアルとバルサは今季スタートダッシュに失敗し、権威が落ちるのではないかと不安視されている。そこでヨーロッパでもトップレベルに躍り出たリバプールから、指揮官と中心選手を引き抜く考えに至ったようだ。
昨季CL制覇を成し遂げたことで、クロップ監督はリバプールをこれまで以上に高いレベルに引き上げた。現在、彼らはプレミアリーグで2位に勝ち点5の差をつけて、首位に立っている。
また、ファン・ダイクは2018年1月、サウサンプトンから7500万ポンド(約97億円)でリバプールに加入。この金額は当時DFとしての世界最高額だったが、それに見合う活躍を見せ、リバプールは昨季リーグ最少の22失点しか喫していない。2018-19シーズンのPFA年間最優秀選手に選ばれ、バロンドール受賞の筆頭候補にも挙げられている。実現すれば、レアルとバルセロナ以外の選手が受賞するのは、08年にマンチェスター・ユナイテッドに所属していたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド以来のこととなる。
そのシーズン後、C・ロナウドはレアルへ移籍したが、「AS」紙はファン・ダイクも同じ道を辿るのではないかと報じている。
レアルのジネディーヌ・ジダン監督、バルセロナのエルネスト・バルベルデ監督は、プレッシャーに晒されており、シーズン序盤の監督解任劇が起こる可能性はある。クロップ監督、ファン・ダイクともにリバプールにとって重要な存在で、1人の獲得も簡単ではない。クラブの建て直しを目指すスペイン2強は、この困難なタスクを実現できるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)