知将サッキ、名監督揃い&群雄割拠のプレミアに注目 「ゴールデンエイジを迎えてる」
ペップやクロップを称賛「彼らのフットボールを見るのは楽しい」
イタリアの名将アリーゴ・サッキ氏が、現代の名監督が軒並み顔を揃えるイングランド1部プレミアリーグが「ゴールデンエイジ」を迎えていると語った。英紙「デイリー・メール」が報じた。
現代サッカーでも守備の基礎戦術といえるゾーンプレスを編み出した人物として有名なサッキ氏。ACミランではUEFAチャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)を2度制し、欧州の頂点にも立った。
数多くの現役監督に影響を与えたサッキ氏が、マンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ監督やリバプールのユルゲン・クロップ監督など優秀な指揮官が顔を揃えるプレミアリーグについて語っている。
「彼らのフットボールは私のものと似ている。私も彼らのフットボールの価値や文化、メンタリティーをよく理解しているよ。私のミランはイノベーションを起こしたが、グアルディオラやクロップもイノベーションを続けている」
サッキ氏は「彼らのフットボールを見るのは楽しいよ」とペップとクロップの両指揮官が作り上げたチームを称賛。さらに、トットナムを優勝争いのできるクラブへと押し上げたマウリシオ・ポチェッティーノ監督も加え、「もしクラブを任された場合、クロップ、グアルディオラ、ポチェッティーノの誰を監督に任命するか?」という質問を受けると、サッキ氏はこう答えている。
「それは困ったことになるだろうね。その3人は全員が私のお気に入りだ。それぞれまったく違う監督だが、同じ哲学に通じたシステムを持っているからね。イングランドにはクレイジーで、素晴らしいリーグがある。それは今、ゴールデンエイジを迎えているよ」
プレミアリーグは今やリーグ最多優勝(20回)を誇るマンチェスター・ユナイテッドやアーセナルでさえCL出場権獲得(リーグ上位4位以内)を逃すシーズンが続く群雄割拠だ。サッキ氏もその競争力の高さは「クレイジー」と感じているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)