元レアル幹部がネイマールに苦言 「サッカー選手である意味が分からなくなっている」
バルダーノ氏がスペインメディアで言及 「レアルと契約するところは見たくなかった」
現役時代にレアル・マドリードでプレーし、その後監督やスポーツディレクターも務めた元アルゼンチン代表FWホルヘ・バルダーノ氏が、かつてともにワールドカップ制覇を果たした元アルゼンチン代表MFディエゴ・マラドーナ氏をはじめ、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシら名選手に言及。今夏に移籍市場を賑わせたパリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールについては、「サッカー選手である意味が分からなくなっている」と苦言を呈している。スペイン紙「AS」」が報じた。
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この夏、ネイマールを巡ってはバルセロナだけでなく、宿敵レアルも獲得に動き、メガクラブによる争奪戦が繰り広げられた。最終的にネイマール自身が古巣バルサ復帰の道を希望し、バルサ側も交渉のテーブルについたが、PSG側が2億ユーロ(約238億円)にDFジャン=クレール・トディボ、MFイバン・ラキティッチ、FWウスマン・デンベレを加えるという交換条件を突きつけたため成立せず、PSGへの残留が確定した。
バルダーノ氏はスペインラジオ局「オンダ・セロ」の番組「El Transistor」で、「ネイマールがレアルと契約するところは見たくなかった」とし、さらに「彼は少し、サッカー選手である意味が分からなくなっている」とコメント。もし、レアル移籍が実現していたとしても、「きっと彼に憧れていたであろうレアルの若手選手たちに、良い影響を与えられたかどうかは分からない」と述べている。
またバルダーノ氏は、ここ最近世間を賑わせているアルゼンチンの英雄にも言及。母国クラブであるヒムナシアの監督に就任したマラドーナ氏については、「エネルギーと勇敢さの手本だ。彼が初めて出てきた時、アルゼンチンのリーグ全体を変えたんだ。そしてレジェンドとなり、人々は彼のミラクルを期待している」と称えた。
バルサとの契約満了後の去就が注目されているメッシに関しては、「今でも競争心を持っているという印象を受ける。彼がこれからもヨーロッパで続けていく姿が想像できる」と述べ、噂として浮上するMLS(メジャーリーグサッカー)行きや母国復帰の可能性を否定した。
(FOOTBALL ZONE編集部)