今夏のリーガ移籍金は新記録の1500億円超! 最も投資額の多いトップ3クラブは?
レアル350億円超、バルサ293億円、アトレティコ279億円とリーガ3クラブが独占
今夏のヨーロッパ移籍市場も様々なニュースで賑わったが、移籍金が年を追うごとに高騰している。そのなかでスペイン紙「マルカ」が「Prime Time Sport」のデータを引用し、移籍金の各種データを掲載。費やした金額トップ3はレアル・マドリード、バルセロナ、アトレチコ・マドリードのリーガ・エスパニョーラ3強が独占したと報じている。
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今夏の移籍市場ではリーガが総額13億1900万ユーロ(約1516億8500万円)、セリエAが11億7800万ユーロ(約1354億7000万円)と記録を更新した。そのなかで首位に輝いたのは、やはりレアルだ。日本代表MF久保建英の獲得は移籍金ゼロだったものの、ベルギー代表MFエデン・アザールやセルビア代表FWルカ・ヨビッチらの獲得によって3億500万ユーロ(約350億7500万円)を費やし、ジネディーヌ・ジダン監督体制での巻き返しに意欲を感じさせる。
それに次ぐのはバルセロナの2億5500万ユーロ(約293億2500万円)。ブラジル代表FWネイマールの復帰こそ実現しなかったが、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンやオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングらを獲得している。ただこのバルサを猛追しているのは、アトレチコの2億4300万ユーロ(約279億4500万円)だ。
実は個人での移籍金額ベスト10で見た場合、1位になったのはアザールでもグリーズマンでもない。“クリスティアーノ・ロナウド2世”として期待を集める19歳のポルトガル代表MFジョアン・フェリックスをベンフィカから獲得した1億2600万ユーロ(約145億円)がトップとなったのだ。
アトレチコはこの19歳の新鋭アタッカーだけでなく、スペイン代表MFマルコス・ジョレンテ(元レアル・マドリード)、イングランド代表DFキーラン・トリッピアー(元トットナム)らも獲得。バルサにグリーズマンを放出した移籍金を元手に大型補強に打って出た側面もあるが、同紙は「アトレチコはエリートの仲間入りをした」とも表現している。
補強金額が最も動くイメージがあるプレミアリーグは、チェルシーが補強禁止処分を受けているとはいえ、マンチェスター・シティ(1億6800万ユーロ/約193億2000万ユーロ)、マンチェスター・ユナイテッド(1億5900万ユーロ/約182憶8500万ユーロ)、アーセナル(1億5240万ユーロ/約175億2600万ユーロ)となっている。
10年前から考えれば非常に高額の市場規模のなかで、新戦力が費やした補強資金に見合う活躍を見せるクラブはどこか――。陣容が固まった9月からの戦いが楽しみだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)