「普通に追いつかれる」 伊東純也が体感した“世界の壁”「スピードだけじゃ抜けない」
日本屈指のスピードスターも驚き 「海外のDFだと、スピード勝負に持ち込んでも…」
日本代表は5日、キリンチャレンジカップ2019でパラグアイ代表との対戦を控えている。日本代表MF伊東純也は今年2月に加入したベルギー1部ヘンクで主力を務めており、武器である爆発的なスピードを遺憾なく発揮しているが、海外選手と対戦する際は「スピード勝負に持ち込んでも普通に追いつかれる」と“世界の壁”を実感している。
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10日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選・ミャンマー戦(ヤンゴン)に向け、パラグアイ戦は重要なテストマッチとなる。今回は招集メンバーの大半が海外組となっており、ポジション争いも熾烈を極めているが、欧州で存在感を放っている日本人選手の1人と言えるのが伊東だ。
伊東は昨季、シーズン途中の加入ながらリーグ戦13試合出場で3ゴールを記録し、現地メディアが選出する年間ベストイレブンにも名を連ねるほどのインパクトを与えた。持ち前の爆発的なスピードは欧州でも輝きを放っているが、伊東本人は海外選手の身体能力の高さを思い知らされているようだ。
「海外のDFだと、スピード勝負に持ち込んでも普通に追いつかれる。 緩急をつけたり、工夫が必要だと感じた。特に何かが明確に変わったという意識はないけど、スピードだけじゃ抜けないというのが多くなると感じた。一瞬でも相手を遅らせるようなプレーが必要になる」
ヴァンフォーレ甲府や柏レイソルでプレーしていた時は、向かうところ敵なしと言わんばかりに圧倒的なスピードを誇示していた伊東だが、欧州では、抜き去った後に追いつかれるという、Jリーグではあまり味わうことのなかった体験を積み重ねているという。「だから、外国人選手と戦えることはプラスになっている」と語った日本屈指のスピードスターは、欧州挑戦で着実な成長を見せているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・城福達也 / Tatsuya Jofuku)