原口元気、経験豊富な“兄貴分”が2列目牽引 W杯予選は「間違いなく簡単ではない」

日本代表FW原口元気【写真:Noriko NAGANO】
日本代表FW原口元気【写真:Noriko NAGANO】

2列目招集選手のなかでは唯一のW杯経験者

 経験豊富な日本代表MF原口元気(ハノーファー)が、ワールドカップ(W杯)予選に臨む“後輩”を牽引する。日本代表は3日、鹿嶋市内で5日の国際親善試合パラグアイ戦(カシマスタジアム)、10日に敵地で行われるカタールW杯アジア2次予選のミャンマー戦(ヤンゴン)に向けて練習を実施。この日合流した原口は、別メニューで調整した。

 冒頭15分の公開部分では、FW大迫勇也(ブレーメン)、DF酒井宏樹(マルセイユ)とともにランニングで汗を流した原口。軽めのメニューでコンディションを整え、パラグアイ戦、そしてカタールへとつながるW杯予選に向けて士気を高めた。

 いよいよ、W杯に向けて厳しい戦いが幕を開ける。ロシアW杯決勝トーナメント1回戦ベルギー戦(2-3)では先制ゴールを挙げた原口の姿は記憶に新しい。本大会でも結果を残している28歳は、「また一からスタートだな、と。カタールW杯に向けてしっかり勝っていくしかない」と10日から始まるアジア予選を見据えた。

 タレントが揃う2列目は、森保ジャパンの中軸を担ってきたMF中島翔哉(ポルト)やMF南野拓実(ザルツブルク)、MF堂安律(PSV)のトリオに加えて、スピードスターのMF伊東純也(ヘンク)、18歳にして名門レアル・マドリードへの移籍を実現させ、現在はマジョルカでプレーするMF久保建英らが名を連ねる。だが、予選経験がない若手が占め、南野が15年11月のロシアW杯アジア2次予選カンボジア戦(2-0)の1試合に途中出場しただけ。最終予選まで戦い抜き、ロシア切符を日本にもたらした原口は5人にはない経験値がある。

「僕も前回初めてで。あまり(経験は)関係ないと思いますけど、簡単には勝てないというのは分かっているし、しっかり目の前の1試合で集中していけるように、みんなで持っていけるように(チームを)作りたいなと思うし、間違いなく簡単ではない。準備だけはしっかりしたい」

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