“死の淵”からUEFA最優秀選手へ ファン・ダイク、壮絶な闘病に再脚光「命の危機に直面」

UEFA最優秀選手を受賞したフィルジル・ファン・ダイク【写真:AP】
UEFA最優秀選手を受賞したフィルジル・ファン・ダイク【写真:AP】

メッシ、C・ロナウドを差し置いての受賞「支えてくれたすべての人々のおかげ」

 欧州サッカー連盟(UEFA)は現地時間29日、2018-19シーズンのUEFA最優秀選手賞を発表し、リバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが受賞した。昨季リバプールのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝の立役者となったが、英メディア「スポール・バイブル」は「12年に死んでいたかもしれないファン・ダイクが、19年にUEFA最優秀選手に輝いた」と特集している。

 17-18シーズンの冬に当時のDF史上最高額となる7500万ポンド(当時のレートで約115億円)でサウサンプトンからリバプールへ移籍したファン・ダイクは、加入初年度からディフェンスリーダーとして不動の存在となる。昨季はプレミアリーグ年間最優秀選手に選出された。

 表彰式ではバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと並んでの参加となったが、歴代最高と謳われる2人を差し置いての受賞となった。登壇した際、「僕は18歳で飛躍した選手でもない。一歩一歩、進まなければならなかった。長い道のりだったし、人生の一部だ。このトロフィーは光栄だし、これまで私を支えてくれたすべての人々のおかげだ」とコメントした。

 一方、記事では、11年から2年間在籍したフローニンゲン時代にファン・ダイクを襲った病魔について回顧。突然の腹痛に襲われ、地元の病院の診断を受けるも、異常なしと判断されたという。それでも、状態は悪化の一途を辿り、別の病院に行った際、緊急治療室に運び込まれた。「彼の姿を見た時、ショックを受けた。大柄な男がしなびてしまっていたのだから」とフローニンゲン時代の指揮官であるディック・ルーキン氏の当時のコメントを紹介している。

 英紙「ザ・サン」によると、当時は虫垂が破裂していたのに加え、腹膜炎と尿毒症という合併症も引き起こし、文字どおり生命の危機に瀕するほど深刻な事態となったが、奇跡的な回復を見せたという。「命の危機に直面した」とファン・ダイクも振り返っていたが、それから7年でUEFA最優秀選手を受賞するに至った。死の淵から蘇った男は、今では世界最高のセンターバックとしての評価を確固たるものとしている。

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(Football ZONE web編集部)


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