渦中のベンゼマが仏メディアで自己弁護 ヴァルブエナ恐喝は「大きな誤解」

窮地のフランス代表エース 仏テレビ局の取材で潔白を主張

 レアル・マドリードFWカリム・ベンゼマが、フランス代表MFの恐喝容疑で逮捕、起訴されているが、人生の危機に立たされた現状を「大きな誤解」と自己弁護している。フランステレビ局「TF1」のインタビューで語ったもの。

 ベンゼマには重大な嫌疑がかけられている。幼なじみから、リヨンMFマテュー・ヴァルブエナの映ったセックステープを巡る脅迫事件に関与したことを、ベルサイユ警察の調べに対して認めている。レアルのフロレンティーノ・ペレス会長は、「善意による仲介」とエースストライカーの潔白を主張しているが、ヴァルブエナが「騙されていた」「最悪な人間にもこんな仕打ちはしないはず」と激白するに至り、ベンゼマの立場は一気に悪化。フランスのマニュエル・ヴァルス首相から代表追放を命じられるほどの窮地に立たされている。

 ベンゼマのインタビューを行った「TF1」は、フランス地元紙「ルモンド」に渦中のストライカーの発言内容を掲載させている。

「大きな誤解があると思う。まず自分は、マテューにこの話に気づいてもらいたかった。そして、彼を助けたかった。フランス代表のチームメイトで、彼は友人なんだ。このビデオが深刻なもので、それをマテューに伝えたんだ。自分が聞かされたことを全て説明した。彼は最高の友人で信頼しているんだ」

 ベンゼマは、全ての疑惑は渦中の同僚を救うためだったと説明している。幼なじみで強盗罪で前科のあるカリム・ゼナティ容疑者から関与を依頼されたベンゼマだが、10月のフランス代表合宿中の容疑者との会話内容がすでに地元メディアで明らかにされているが、それについても次のように説明している。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング