インテルFWイカルディ、客席で半年間を過ごす? 構想外でキャリア空白の危機直面
昨季に契約延長を巡ってクラブと対立、代理人である妻の発言で騒動拡大
イタリア・セリエAの強豪インテルの前主将、アルゼンチン代表FWマウロ・イカルディは、移籍市場の閉幕が近づくなかでスタジアムの客席で半年間を過ごす危機を迎えているという。イタリア紙「コリエレ・デラ・セーラ」が報じている。
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インテルはマンチェスター・ユナイテッドから、チリ代表FWアレクシス・サンチェスの期限付き移籍での獲得が決定的になっている。現地時間28日には、ミラノ郊外にあるマルペンサ国際空港にサンチェスが到着した様子が各メディアで報じられ、現地時間で29日にはメディカルチェックが行われる予定だ。
そのまま正式契約に至る可能性が高まるが、それによりインテルのFW陣はサンチェスと同様にユナイテッドから獲得のベルギー代表FWロメル・ルカクと、昨季に頭角を現して「10番」を背負うアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスがレギュラー候補になった。そして、ベンチには昨季のUEFAヨーロッパリーグでデビューし、17歳のイタリアの時代を担う新星であるFWセバスティアーノ・エスポジートが控える。
こうした状況下で、イカルディは希望した国内移籍が叶えられずに移籍市場の最終盤を迎えた。昨季に契約延長を巡ってクラブと対立し、代理人で妻のワンダ・ナラ氏もSNSでの発言で騒動を拡大。今季を迎えるにあたり、クラブはすでに“構想外”をアナウンスしている。
イカルディが移籍を希望するユベントスは予想されたFWの放出が進まず、ナポリとはクラブ間交渉も合意に至らなかった。すでにナポリは移籍市場での最後のピースは、昨季でトットナムを退団した元スペイン代表FWフェルナンド・ジョレンテに定めたともイタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」ではレポートされた。
(FOOTBALL ZONE編集部)