失態続きのローマ監督が解任の危機 後任候補にイタリアの名将が浮上

止まらぬ失点 今後3試合の結果次第でリッピ招聘に動くか

 チームが調子を落とすと監督解任の危機に陥るのがビッグクラブの常だが、その波はローマに訪れている。イタリアのサッカー情報サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は、ローマのルディ・ガルシア監督にとって、次の3試合が決定的なものになるとして、後任監督の名前を報じている。
 ローマは、リーグ戦のここ2試合で降格圏に沈むボローニャと引き分け、ホームでアタランタに0-2と敗戦する失態を犯した。とかく問題視されているのは、失点の多さだ。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)を含めた今季の全公式戦で無失点は2試合のみ。CLの前節バルセロナ戦は、1-6の大敗劇を演じた。
9日の最終節バテ・ボリゾフ戦に勝利すれば決勝トーナメント進出が決まるが、その場合はすでに昨季までのグループステージ突破チームにおける最多失点記録を更新することが決まっているほどだ。
 そのような状況下で迎える5日のトリノ戦と9日のCL、13日の首位ナポリ戦で結果を出せなかった場合、ガルシア監督の後任として元イタリア代表監督のマルチェロ・リッピ氏の就任が濃厚だと報じられている。ローマの第1希望は前レアル・マドリード監督のカルロ・アンチェロッティ氏だったというが、交渉は暗礁に乗り上げたという。

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