GK強襲「狂気の股抜きゴール」 オランダ代表FWの“30m無回転弾”に海外驚嘆

リヨンFWデパイ【写真:Getty Images】
リヨンFWデパイ【写真:Getty Images】

リヨンFWデパイ、リーグ・アン開幕戦で圧巻の一撃を叩き込む

 フランス1部リーグ・アンは9日、モナコ対リヨンの一戦で2019-20シーズンの戦いの幕を開けた。潤沢な資金によってタレントを買い集めるパリ・サンジェルマン(PSG)が2連覇中だが、どのチームが王者の進撃を食い止めるのか――。対抗馬の一つと目される昨季3位のリヨンは、敵地での開幕戦でモナコに3-0と快勝したが、その試合でエースのオランダ代表FWメンフィス・デパイが決めた豪快な一撃が話題を呼んでいる。

 試合は開始早々の5分に、FWムサ・デンベレがゴールを決めてリヨンが幸先良く先制。同30分には、モナコの元スペイン代表MFセスク・ファブレガスが一発退場となり、リヨンが数的優位を得る展開となった。そして直後の同36分、デパイの鮮やかな一撃が生まれる。

 左サイドのMFチアゴ・メンデスからパスを受けたデパイは、ワントラップ後にキックフェイントを入れて右足アウトでボールを前に転がすと、相手の緩慢な守備を見逃さずに右足を一閃。ゴールまで約30メートルの距離から放たれた強烈な無回転シュートは、わずかに右に変化しながらモナコのGKバンジャマン・ルコントの股下を抜いてゴールネットを揺らした。

 この一撃を、母国オランダ紙「AD」が「メンフィス・デパイが30メートルショットでリヨンのリードを2点に広げた」と伝えれば、英スポーツメディア「スポーツ・バイブル」は「メンフィス・デパイがモナコから狂気の35ヤード股抜きゴールを決める」との見出しを付けて報道。「残念なことにキーパーのバンジャマン・ルコントは両脚を開いていた。そして恥ずかしことに、元マンチェスター・ユナイテッドの男に股の間を真っ直ぐに抜かれた」と、強烈なロングシュートが相手GKの股下を射抜いたことを描写していた。

 2000年代にリーグ7連覇を達成するなど黄金期を築いたリヨン。07-08シーズン以来の優勝を狙ううえで、25歳のオランダ代表アタッカーの爆発は不可欠なものとなりそうだ。

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