レアルのジダン監督、クラブの移籍事情を“掌握”? 「コントロールすることを求めている」
ベイルやハメスらは“冷遇”…獲得を狙うのはマンUのポグバ
レアル・マドリードは今シーズン、ベルギー代表MFエデン・アザールから日本代表MF久保建英まで、即戦力や将来的なトップスター候補まで幅広く選手を補強する一方で、確執が伝えられるウェールズ代表FWギャレス・ベイルやコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスを“冷遇”している。その動向について、指揮を執るジネディーヌ・ジダン監督がクラブを掌握しているとスペイン紙「マルカ」が報じている。
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「レアル・マドリードに復帰したジダンは、移籍市場における加入と放出のやり方について完全にコントロールすることを求めている」
こう記事で紹介されているジダン監督だが、それは誇張された表現とは言えないだろう。ベイル、ハメス、そしてFWマリアーノ・ディアスといったプレシーズンに出場機会を得られなかった面々はすでに“構想外”となっており、今夏の移籍市場でクラブを離れることが既定路線となっている。
それとともに諦めていないのがジダン監督の同胞であるマンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバとの移籍交渉だ。プレミアリーグの登録期限が8日のため、ユナイテッドとの移籍交渉は速やかに進めたいところだが、ポグバ獲得がジダン監督にとっての最優先事項として捉えられている。
また久保やMFロドリゴらの活躍によってにわかに注目された「EU枠外」の選手枠についても、ウルグアイ代表MFフェデ・バルベルデがスペインとの二重国籍を手にすることになり、EU外選手の3枠のうち1枠が空いた。それによってロドリゴがトップチームに登録されるためのドアが開いたと言える。
コパ・アメリカを戦った新加入のDFエデル・ミリタオ、MFカゼミーロといったブラジル代表勢もチームに合流したレアル。プレシーズンでは結果の残らない戦いが続いたが、ジダン監督のもとでどれだけ上昇曲線に乗っていけるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)